木地師・塗師・蒔絵師・沈金師など、
同じ町で暮らす同業者同士が助け合いながら
産地の未来のために、様々な挑戦に取り組んでいます。
川連漆器の製造に携わる人のための組合組織です。
昭和25年の発足以来、産地のものづくりを支えてきました。
平成28年、これからの産地のあり方を決める協議会が発足しました。専門家の指導も交え、様々な立場からの意見を統合し、産地の今後の繁栄と、深刻な後継者不足や高齢化などの諸問題を話し合い、漆器づくりの継承のために、これからのよりどころとなる産地の理念を決め、これに向かって力を合わせていくことを決めました。
漆器づくりの歴史を大切に守り続けてきた川連漆器。木製お椀の製造では日本一を誇った産地でありながら、その知名度は高くありません。品質に見合った認知度を得るべく、2017年に産地マークを開発しました。 山間の町を流れる美しい川と得意とするお椀の丸み、日本のものづくりの伝統を守る職人の矜持を表現しました。川連の職人の手で、伝統製法により製造されたことを証明する品質の証です。
組合名 | 秋田県漆器工業協同組合 |
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工芸品名 | 川連漆器(かわつらしっき) |
住 所 | 秋田県湯沢市川連町字大舘中野142-1 湯沢市川連漆器伝統工芸館内 |
TEL・FAX | TEL:0183-42-2410 FAX:0183-42-2633 |
主な製品 | 椀、鉢、皿、盆、重箱、座卓、タンス他 |
組合員数 | 78名(令和5年度) |
伝統工芸士 | 29名 |
昭和25年 | 秋田県漆器工業協同組合へ組織を改める |
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昭和51年 | 国の伝統的工芸品に指定 |
昭和61年 | 全国中小企業団体中央会より優良組合として全国表彰 |
昭和63年 | 第23回全国漆器展において総合成績最高位、 名誉総裁桂宮賞受賞 |
平成5年 | 伝統工芸品産業の振興に貢献したとして 通商産業大臣より表彰 |
平成6年 | 国有林産物の利用開発に協力した功績として、 秋田営林局長より表彰 |
平成8年 | 秋田県伝統的工芸品に指定 |
平成10年 | 第32回全国漆器展において内閣総理大臣賞受賞 |
平成12年 | 第34回全国漆器展において内閣総理大臣賞受賞 |
平成13年 | ワールドゲームズ公式競技用のメダル作成 |
平成14年 | グッドデザイン賞受賞 |
平成17年 | 第40回全国漆器展において内閣総理大臣賞受賞 |
平成21年 | 湯沢市川連漆器伝統工芸館完成 |
平成22年 | 第45回全国漆器展において桂宮賞受賞 |